フランス?中国?カイディン帝廟

1916年から1925年まで在位した12代皇帝カイディン帝の死後造られた廟がこちら、「カイディン帝廟」です。

カイディン帝の特色としては中国とフランス双方の建築様式が見られる点です。

中華秩序からフランス様式へ

それ以前まで歴代阮朝皇帝は中華秩序を重んじており、建築様式は中国式が顕著に見られました。

しかし、当時の宗主国は中国からフランスへと移り変わっており、前代11代皇帝はそれに逆らったため流刑となりました。

その後フランスが12代皇帝に譲位したのがカイディン帝なのです。
故にフランスの文化を取り入れることとなり、こちらの廟の随所にも西洋建築が垣間見えます。

カイディン帝廟を歩く

傾斜の高い石段を上がるとカイディン帝廟が見えてきます。

振り返って見る景色も美観で、フエの大自然を見ることができます。
フエ新市街地からかなり南下したところにあるため、ここら界隈に住む人はそれほどいなく、道中もローカルな風景が続きます。

敷地内

敷地内の最初に見ることができるのは兵馬俑のごとき石像です。

一列に綺麗に並んでおり、これだけを見れば中国風ですね。
特に欧米人観光客は揃って興味津々の様子です。

続いて見えてくるのが大きな祠のような堂。

祠の隣にそびえるとんがった石柱をご覧下さい。
こちらはフランス建築の代表で、西洋建築様式もふんだんに取り入れられていることが分かります。

廟の内部

廟の内部はとにかくゴージャス。
西洋風なのか中国風なのか分からないほどです。

壁面から天井にいたるまで技巧を凝らした模様やガラス細工が嵌め込まれており、これほど豪華な内装はカイディン帝廟にしか見ることができません。

奥に進むとカイディン帝の像があります。
皇帝が座るに相応しい威厳のある椅子に座っています。

実はこれはカイディン帝等身大の像と言われております。
材質は青銅で、上に金箔が貼られています。

カイディン帝はフランス留学した際にフランスの巨大かつ豪華な建築物に魅了されました。

そこで一部王宮内部にもバロック様式を取り入れたことで有名です。
ただし、フエの国民はフランス文化の流入に拒否反応を示していたため、カイディン帝への不満、批判も多かったようです。

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