湖の見えるティエンムー寺

ティエンムー寺は旧市街地を西へ進み、フォーン川に沿った場所に建てられています。

阮朝王宮からちょっと離れているので、タクシーもしくはツアーで行くことをおすすめします。

八角の塔

ティエンムー寺を象徴するのは七重八角の塔。
各層には仏像がおさめられています。
遠くからでも見え、ティエンムー寺のシンボル的存在となっています。

ちなみに塔の裏にはティエンムー寺の歴史が彫られた石碑があります。

塔の隣には大きな鐘楼があり、こちらはなんと重さ2トンという、とても重量のある鐘です。

天女伝説とは

ここティエンムー寺には天女伝説という話が古くから伝わっています。
この寺が作られた由縁ともなっているのですが、ある日、老婆がこの寺がある高台にひとり座っていて、その老婆が国民にこう言いました。

「間もなくここに支配者が現れる。そして、この敷地に大きな塔を建てるだろう」と予言したのです。

実はこの老婆は人間の姿に変化した天女だということです。
どこの国にも1つや2つあるような民話ですが、地元の人はこの寺を現在でも「天女の寺」と呼んでいます。

寺院内部

塔を歩きすぎて、さらに奥へ進むと寺院が見えてきます。

普段は仏教要素の強い寺で、現地の人が参拝に訪れる風景を見ることができます。

ベトナム人の8割は仏教と言われており、大乗仏教に非常に熱心な教徒が多い国としても知られています。

ちなみに日本も大乗仏教ですが、定期的に何度もお寺に参拝に行ったり、読経をしたり、僧侶にお供え物をする人は滅多にいませんね。

ベトナムでは月に一回ないし二回断食のようなものが行われ、その日は魚や肉類を食べることは禁止されます。

大乗仏教は宗教による束縛、強制のない緩い宗教観を持っていますが、ベトナムではその中でもしっかりと戒律を守っている仏教徒が多数いるのです。

余談ですが、ベトナム以外の東南アジア諸国の仏教はすべて小座部仏教。

つまり、きびしい戒律があり、「仏教を信じないものはすべて地獄行き」という教えです。

対して大乗仏教は、みなさんのご存知のとおり、「どんな宗教に属していても、いいことをすれば天国に行けますよ」という教えですね。

ベトナムと日本の仏教の伝播はいまのところ歴史的関係はそれほどないようですが、同じ大乗仏教として何かしら通じるものもあるかと思います。

帰りはボートで

もしツアーに参加してティエンムー寺を訪れたなら、おそらくここが最後のスポットとなります。
帰りはボートで新旧市街地を眺めながら、ゆっくりと帰路につきましょう。

また、雄大なフォーン川の景色を見ることもお忘れないように。

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